氣の取り込み方と、意念による氣のコントロールの入門練功
内功と外功

内功
気功と経絡・経穴などの流れを指す。
内功は、体内から生み出される気である内力(内勁ともいう)を使う練功で、呼吸、血流など、身体の内部機能を鍛錬し、全身の経絡を巡る内息(真気、気)を自在に操ることを修練するもの。

外功
皮膚や筋肉を鉄の如く鍛え上げて、強烈な衝撃に耐えられるようにする他、型や技法の修練もこれに属します。

このように気功では内功での説明のように、精神力から出てくる力(内気功)も力(エネルギー)として認めています。

動功と静功

動功
動功はよくテレビで見る太極拳の動きなどのように、動きにより氣の流れをコントロールし、操ることを主とします。

静功
静功は身体の動きではなく、精神(意識)により氣をコントロールします。
呼吸と意識を合わせることにより、コントロール性が上がりますので、呼吸法も静功の中に含むことが多いです。

外氣と内氣

外氣
自分の身体の外にある氣、自然の中にある氣を外気と呼びます。

内氣
自分の内にある氣を内気と呼びます。 他人の身体の氣であっても、自然のものではないものは内気として扱うことが多いです。

内気功と外気功

内気功
内気功とは自分のからだの内側や身体の表面、また自分の身体の表面に近い部分の氣をコントロールすることを指します。
よくオーラと言われるものがありますが、その身体から発している部分までの範囲は内気功であり、自分の身体に直接関係するまでの範囲を修練することを内気功とします。

外気功
自分の中にある氣を自分以外の対象に向けて作用させること。また、自分の気ではない外気を自分以外に作用させたり、自分に取り込むことの修練を外気功とします。

硬気功と軟気功

硬気功
硬気功は前述の動功に関係し、肉体的部分を強くしたり、外気功として扱うとカメハメ波などでおなじみの氣というエネルギーの塊を作ったりします。
肉体的部分における硬気功は動功のみでも成果は得られますが、外部に出したりするには静功の修練も無いと氣を塊のように扱うことは難しくなります。
性質的には電気の直流のような印象があり、一定方向に回すと電気の場合は磁力を生みますが、そのような形でエネルギーを凝縮できます。
硬気候ま部類でも、周波数の低い交流の氣は硬気功として分類されます。直流の性質が高くなれば高くなるほど硬度が増す感じがあります。

軟気功
軟気功は静功に関係し、肉体部分を癒やしたりします。前述の硬気功は伝記で言うと直流のようだと説明しましたが、軟気功は交流の印象です。
肩たたきは打撃ですが、電気マッサージ機はブルブルという震動でほぐしますね。強い打撃は表面がブロックしようとしますが、震動はそれを防ぎ浸透しやすくなります。
軟気候の氣の周波数は光の色と似ていて、周波数の低いものは赤っぽい印象。周波数が高くなると青っぽい印象があります。
邪気は周波数が低いので、浄化には周波数の高い氣を用います。周波数が低い氣は熱感があり、周波数が高いのは涼しく感じます。
ただ、周波数が硬気功と軟気功の間のどちらにも属さないあたりに「邪気」が存在する感じです。
周波数があるので電波と同じように、そこに情報(意識)が乗せられます。その情報に改善したい思いを乗せたりして回復に有効性が増すようにしたりします。

「欲」の意識は「邪気」の周波数で、武術家で強さばかり求めて精神の修練が無い者は、よくないとされますよね。
硬気功への入り始めは、どうしても直流に寄せて行くので、途中でこの周波数を通ることになります。ここを越えれば良い武術かとして進めるのでしょうね。
「邪気」は通常のヒトの氣の周波数のスグ↓の周波数にあります。ですから、精神状態が弱くなると周波数が落ちてそこに入りやすくなるのでしょう。



このサイトではヒーリングを題材としていますので、軟気功が主体です。
また施術では、こちらから氣を送るので、外気功となりますが、御自身の健康管理には内気功を修練していただくと効果的となります。
また、氣の良い場所から氣を取り込んでもらうために一部、外気功の手法が必要となります。また健康維持には動功は有効ですが、それは太極拳などの方が有名で手法として確立してやっているところが多いので、ここでは静功の方として説明します。
氣感の開き方・氣の取り込み方
氣感の開き方

まず、氣を取り込んだりコントロールするには、氣の感覚、つまり「氣感」が無いと難しいです。
氣感がなくとも動きからの誘導で氣を扱う動功であれば、最初は氣感がなくとも入れますが、静功は氣感が前提となりますので、まず、氣感を開かなければなりません。

氣感を開くには気功師により、氣を流してもらって開くと簡単ですが、氣を扱える人と巡り会うチャンスは限られているでしょうから、パワースポットと呼ばれる場所を利用するとやりやすいです。


氣のパワースポット「分杭峠」などが有名ですが、こちらでも紹介している千葉の富津竹岡の「黄金井戸」の横にある皇神社(無人)のお賽銭箱の真ん前がピンポイントでパワースポットです。
他に山梨県の昇仙峡の遊歩道は全体が浄化スポットで、滝の正面あたりもパワースポットです。ここでは滝の水の音に手の平をむけるといいでしょう。
他、この昇仙峡にロープウエーがあり、その頂上駅の正面建物を出て3mの箇所。ここもポイントです。

青梅の御岳山は大岳までのコースの途中途中にパワースポットがあります。

これらの場所で、左図のように膝は軽く、足はやや開き背筋を伸ばしてアゴを引きリラックスした姿勢で立ちます。
手の平は図のように前に差し出し、ヒジよりやや低くして軽く開きます。
これは血が手の平に流れやすくするためにヒジより低い位置にします。
手の平の感覚を開きやすくするために手の平を両手でまんべんなくこすり合わせてすこしピンクがかって血が流れているのが分る程度まで刺激しておきます。

この姿勢でパワースポットにいると早い人は数秒、多少鈍くても2分ほどで手の平にチリチリとかピリピリとした静電気のような感触が出て来ます。
そうしましたら手の平を見てみて下さい。
血流で赤っぽくなっている手の平にサラミのように白い斑点がポツポツと浮かんで来ていたら、もう氣感は開いています。

2分ほどやっても変化が無い場合、ラジオ体操などやったり、両肩を回すなどして、血流と神経の通りをよくしてからやってみてください。
手の平までの血流が悪かっさたり、肩や腕にコリがあると感じにくいのでほくほぐしてみて下さい。

それでもわかりにくて人は両手で柏手を打ち、少し手の平をジンジンさせてから、それが収まってきたころに試して下さい。
手の平を打ち付けたときジンジンする感覚がありますが、この周波数がヒーリングの周波数です。治ろうとする力の波動なんでしょうね。


氣の取り込み方
氣を感じられましたら、そのままの姿勢で息を細く吸い込みます。
イメージとしてはタバコを吸う感じ。
タバコを吸った経験が無い人は、細いストローを加えてそこから息を吸いこむ感じで細く吸い込んでください。
この細く吸い込む形のまま、意識は手の平から息を吸い込んでいるイメージをしてください。
うまくイメージと吸い込みとのバランスが合うと、手の平からヒーリピリとした氣が流れ込んでくる感触が得られます。
そうすれば成功です。

この時、ピリピリが涼しければ浄化力のある澄んだ気であり、少し重さや弾力や粘り気があるならば、あまり良くない氣ですので場所を変えてください。

この呼吸とイメージの合わせが成功したら静功の入口に入れました。
静功の練功
静功の練功
まず、前述の氣感が開いたならば、あとは練功の繰り返しで氣感は上がり、また静功の能力も上がっていきます。

練習方法としては、左図のような姿勢を取ります。
気功のタントウ功の姿勢に近いですが、ここでは内功を鍛える目的より静功としての意念との連携をメインとしますので、タントウ功ほど腰は落とさなくて良いです。
腰はある程度落とした方が内功としての氣の鍛錬になりますが、落とすと腰の方に意識が散ってしまい安いので、ラクに姿勢の方が最初は良いです。

そして図のように、丸いお盆を抱えているイメージにして、両手をそのようにします。
細く息を吸い込みながら、右腕のみから氣を取り込むイメージを合わせ、腕に抱えているお盆に水が1/3ほど入って居るイメージで、その水がお盆の中で右回りに回っているイメージを重ねます。

お盆の中の水の波が腕を通る氣と同調してお盆の中で円を描くイメージがうまく合うと、お盆の中の閻羅を描く水の流れの抵抗感、重さが感じられるようになります。

氣は身体の血(「けつ」と読みます。身体の水分全体を指します)の中を巡りやすいので水の流れのイメージと重なると成功したと言えます。
次は、上記の同じ方法で逆回りも試します。

これに慣れたら、呼吸の流れを利用して慣性で氣の流れを頭や、両足の先まで誘導するようにしてみます。

繰り返していると、徐々に自分の身体のどこにでも氣を流していけるようになります。