私の練功
 氣の練功は繰り返しの継続が重要です。
繰り返すことにより、その力が定まった形となり具現化しやすくなってきます。
「氣の取り込み方と、意念による氣のコントロールの入門気功」のページで説明した「静功の練功」で説明した意念で自在に流す方法を理解したら、後は自分の主に活用したい部分に流すようにして、それを日課として繰り返すといいでしょう。

私は毎日、遠隔で決まった人に氣を送ることも日課の練功の一部としています。
そして、自身の身体と、外気功の練功として、下に示す氣の循環を日課の練功としています。下に示す練功は風呂の終わりに冷水シャワーを浴びて、その状態で行っています。
冬は冷水はツライですが、そこで「言い訳」をして冷水を避けようとするのは邪気の働きでもあるので、冷水だけは頑張って浴びるようにしています。冷水も浴びる前はいろいろ言い訳を考えて避けようとしますが、浴びてしまえばたいしたことはありません。浴びてしまえば、やはり避けようと「言い訳」を考えていたのが邪気によるものと分ります。

私の練功
 氣には経脈があり、主には身体の胸側を通る、任脈。そして背中側の督脈が示されますが、私は身体のほぼ中心を通る経脈の存在を感じていました。
 ある日、気功について調べていると、張志祥という方が元極道を発展させ元極学として発展させました。その方がその身体のほぼ中心の経脈を「中脈」として扱っています。

氣では陰と陽があることは知られていますが、ヒトは身体の正面側、つまり胸側は陰となり、背の方が陽として扱われます。
一般的には正面側が陰というのは不思議に感じるでしょうが、他の動物を見れば、背中側が太陽の方を向いていて、お腹側は地の方を向いていますよね。
犬でも猫でもお腹側は隠される側なのです。

私の考えとしては、ヒトは二足歩行で立つために、今までの動物とは違う氣の脈の流れになっているだろうと感じました。
ヒトが他の動物と分けて扱われる(解釈される)のも、その氣の流れが違うからではと思いました。

武術系の硬気功では、武術系に動物の型を真似たものもある位ですから、動物と同じ任脈と督脈の感覚で良いのかもしれません。

ただ、静功として、瞑想も含めて氣を扱っていると、氣の根源は宇宙の誕生にもつながり、ビックバンを起こした大きな力の源の存在を感じます。
そこにアクセスしようとすると、身体のほぼ中心を通る、中脈の存在が強調されるのです。
ですから私の感覚としては、氣は地球を取り巻く磁力線のような形(リンゴを縦に割った形に似ている磁力線の図を思い出して下さい。)で巡っている感覚です。

初めは古木など目に見える生命力の強い物体が発する氣の取り込みをしたりしていましたが、肉類を避け、感覚を研ぎ澄ませていると、この世の次元より高い次元の氣の存在を感じるようになりました。それを取り込むには脳天からまっすぐに通さないと取り込めない感じですので、自然とその取り込み方をするようになりました。

また、その氣を自分の身体を巡らせた後、身体の中心の下部の方から脳天へ向けて高次元へと返すことにより、宇宙が誕生した高次元の意識に届く感じです。
それは感覚敵には宇宙と会話しているような・・
私が宇宙の誕生からの意識を受け、そして身体を巡らせ、今の状況を高次元へ返すことにより、高次元が私を目・耳・手として扱っているかのように、私の周りの環境も同調したりするのが確認できました。
確かに、この宇宙に存在するものは繋がっています。

ですから遠隔気功などという不思議な事も、実際に作用として感じられる方がいるのです。
この遠隔気功の伝達は、伝搬というより、「共鳴」という感じで私は解釈しています。
伝搬には伝搬に要する時間差というものが出て来ますが、共鳴は伝搬時間が無いために時間差が無いのです。
また、時間を超越して過去に働かせたり、未来に働かせることも出来るようです。


これが現時点での私の気功の解釈範囲ですが、ここで紹介した中脈の存在を前提とした練功が私の練功です。
まず、軽く両足を開き、両腕も身体から少し離す程度に開き、リラックスして立ちます。

背筋は伸ばして、アゴを引き脊椎が伸びるようにします。

脊椎の歪みを取るために、前屈、後屈、左右方向へ曲げたり、右捻り、左捻りをして脊椎を整えます。

よく分らなければラジオ体操をワンセット行うのもいいでしょう。
このピンク帯部分(A〜C)は、
1度目は身体の中心を。
2度目は身体の後ろ側の表面を。
3度目はまた身体の中心を。
4度目はからだの正面の表面を。

呼吸と合わせて脳天から身体の中心をまっすぐに降りて行くように天からの氣を取り込み地の下へと流します。
次は上から入った氣を分岐する形で足の中心位置を通って地の↓へ流します。
次は、上から入った気を分岐させ腕の中心を通るように紙、指先から地の下へと流します。

このピンク帯の工程を次は、身体の後ろ側の表面、次はまた身体の中心、そして次は身体の正面側の表面と行います。
次は上から入れた気を身体の中心で表側の表面に近い所(表面ではなく、表面に近い身体の中です。)を遠し、そのまま股を通って身体の後ろ側の表面に近い部分を通し、天に返します。
次は、上からの氣を、また身体の表面に近い箇所を通し、足先、足裏を通って身体の後ろ側の表面に近い箇所を通して天に返します。
次は上からの氣を身体の表面に近い箇所を通して身体の側面を通し、そのまま両腕の外側に近い箇所を通し、そのまま指先も遠し、脇の下を落として側面を遠し、両足の側面を遠し、足裏を通して股の間から身体の中心内部を通して天に返します。
次は、上からの氣を身体の表面を螺旋状に回して下ろしていきます。
この螺旋にするときは、「氣の取り込み方と意念による氣のコントロールの入門練功」で説明した、少し動功を取り入れて丸いお盆にある水を回すようなイメージと動作を合わせます。

地の下ろすまでに身体を7周以上回って下ろすようにして下さい。

これを7セット繰り返します。
次は逆回しです。
今度は上から見ると右回りですね。

7周以上回して下ろすようにしてください。

これも7セット行います。
次は、「氣の取り込み方と意念による氣のコントロールの入門練功」で説明した、少し動功を取り入れて丸いお盆にある水を回すようなイメージと動作を合わせ、腕の円の内側に沿うように氣を7周させます。

これはこれの前の動きから連動しているので上から見て右回りから始めます。
次は、「氣の取り込み方と意念による氣のコントロールの入門練功」で説明した、少し動功を取り入れて丸いお盆にある水を回すようなイメージと動作を合わせ、腕の中を氣を7周させます。
次は、「氣の取り込み方と意念による氣のコントロールの入門練功」で説明した、少し動功を取り入れて丸いお盆にある水を回すようなイメージと動作を合わせ、腕の円の外側に沿うように氣を7周させます。

この外側を回すとき、意識レベルが良い時は、腕から外側数キロの距離に渡った広い面積的に回してみたりします。

イメージとしては、県の範囲とか日本規模ですね。
それ以上は地球は丸いので円という感覚ではなく、球としたイメージで地球の磁力線のイメージが自分中心で成り立っているイメージでその磁力線のイメージを回す感じになります。
今度は上記3工程を左回りで行います。
まずは腕の円の内側。
次は腕の中。
そして腕の外側。
範囲は右回りでやった時と同じ範囲をイメージしてやってください。
そして最後は初めと同じように上から取り込み下に流します。
この時、慣れてきていたらまっすぐと両足方向と両腕の方向へ同時に流します。

そしてそれを逆の流れで天に返します。
まっすぐ一本で入れた方はとの一本で。
両足と両腕も流した方は両足と両腕も逆の流れで天に返してください。


武術系では収功として、身体にその氣を収めますが、私の場合はいつも流れている新鮮な氣をそのまま浴びている形にしています。

水で考えるとわかりやすいでしょう。
水筒に入れたままの水と、流れている水との違いのようなものです。

意識の次元が高くなれば、どこにいても高次元の氣を取り込めますが、初めのうちは物理的近距離の氣の影響が強くなりますので、氣の質の悪いところへ行くとその影響がが出て、不具合になったりすることがあります。
ですから、ここで説明した最後の「天に返す」の部分は初期では行わずに、身体に取り込んだまま水筒の水のように普段漏出してしまう分の氣を保持しておくようにするといいでしょう。